■ ビルの谷間に突如、現れた巨大大蜘蛛!!
「ぎゃー助けてー!」逃げまどう人々、破壊される町並み
、軍が出動! なんてシュツエーション。でもよく見ると、
人々は普通に歩いたり、ベンチでのんびりしてたりして。
実はこれ、映画のワンシーンでも、コマーシャル撮影の風景で
もありません。
これも立派なアート(野外彫刻)なのです。
アーティスト/ルイーズ・ブルジョワ(仏)現代美術にあって
欠く事のできない大御所のアーティストの作品です。
1911(仏)に彼女は生まれました。 幼少より家庭内での
多くの問題とトラウマと孤独を抱えて、彼女は成長して
いきます。パリの美術学校を出、多くの芸術科達と知り合い
1938年結婚。それを機にアメリカに移り住むこととなります。
現在もニューヨークにて制作を続けています。
彼女の作品の多くはこうしたホラーちっくな表現が多いの
ですが、それは自分の育った環境や内在する性格が作品
に大きく影響しています。先に述べたように、彼女の抱える
家族問題や母性に対する思いが根底にあると言われてます。
(詳しく知りたい人は調べてみて下さい。)

2001・8 ロックセンタービルでの展示   ※個人撮影
この作品、題名を「MAMAN」と言いますが、゙母親゙と言う意味です。
つまりこの作品は彼女自身の母親をイメージして作られたのです。
彼女の言葉を借りるなら「私の母は蜘蛛の様に慎重で賢明で、
我慢強く、可憐で、微妙で、きちんとしている」
と言うことになりますが。普通の人が感じる母と言うイメージからは
ちょっとかけ離れているかなと思いますが。
彼女自身にとっては、こう感じとれるのでしょう。
いずれにしても、その作品の思いを知ろうとすれば芸術は深く探求
する事が可能ですが、なんの知識も無くただ、広場に置かれたこの作品を
目の当たりにするだけで《アートの力》というか、驚きと想像力は十分感じ取
れます。この作品はこの展示後、2003年に日本の企業が買い取り、
現在、東京六本木ヒルズ前に設置されて見ることができます。東京にいった
ついでにアートの空気にふれてくるのもいいかも^^。
                                2007・12・20


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